」
跡部の唇が、音も無く動いた。
ゆっくり、ゆっくりと想いを込めるように・・・
初めて聞いた、跡部から俺への告白。――――
さ
――――俺のことを、愛してくれていると教えてくれた。
よ
もっと、いっぱい聞きたかった、言葉。――――
う
――――もっと、いっぱい伝えたかった、言葉。
な
もう、二度と戻らない、至福の瞬間(とき)。――――
ら
――――それでも、この先も、2人で幸せになれると信じた。
愛
「っ・・・・お・・・おれも、あいしてる・・・・・・・あとべ・・・」
止めどなく溢れる涙をそのままにして、俺はもう二度と動くことのない跡部の身体を抱きしめた。
洞穴の外はまだ、雨が降っていた。
す
「しっかり生きろよ。俺の分まで、生きろ。」
る
どこか遠くで、跡部の声がした・・・・
人
*おわり*
+あとがき+
ついにやってしまった・・・バトテニ・・・。
バトロワ、読んだことも無ければ見たことも無いんで、色々間違ってるところもあると思いますが、ご愛嬌ということで・・・。
書きたいことがたくさんありすぎて、途中で切るに切れなくて、同一ページでまとめちゃいました。(苦笑)
しかも、お題からかけ離れている気が・・・